実親が要介護状態になったら介護をする覚悟はありますか?

高齢化社会がどんどん進んでいる世の中ですから、それに伴って在宅介護をするケースも増えてきています。
患者さんにとってみれば、慣れ親しんだ自宅で過ごすのが一番いい事だし、一番リラックスできると思います。
しかし、介護をする立場になった家族の負担は、とても大きいのが事実です。

 

一般的に、在宅介護は、寝たきりの患者さんのオムツを変えたり、体を拭いたりといった、
簡単な事しか取り上げられていない気がするんですよね。
実際にはそんなに簡単な事ではありませんよ。
患者さんの症状や状態にもよりますが、認知症を伴っている方の場合は、常に監視している必要があります。
認知の症状というのは夜間に起こる場合が多いので、はっきり言って夜はぐっすり眠る事はできませんよ。

 

患者さん本人も、体の自由が効かない事や、自分のやってもらいたい事が上手く伝わらない事で、
イライラして暴言を吐く場合もあります。
人格的に変貌してしまって、暴力的になってしまう家族を見るだけで、かなりのショックを受けます。
いくら大好きで大切な親だとしても、肉体的にも精神的にも限界があります。

 

傍から見ると、認知症が進んで介護が必要になった時に、施設に入所させる事について、
あまり良くないイメージを持つ方もいるかもしれません。
でも、実際に介護をする家族にしてみると、きれいごとでは済まされないものなんです。

 

在宅介護をする為には、相当の覚悟が必要です。
自分の生活をすべて患者さんに捧げてもいいくらいの気持ちがないと、まず勤まるものではありません。
介護者がイライラしてしまうと、患者さんにも悪い影響を与えてしまいますから、お互いの為にも、
施設の利用を考える事も必要だと思います。